2023/02/16
QMK FirmwareのフォークリポジトリにVer 0.18ブランチを作成する方法
目次
はじめに
ここでは、手順のみを載せています。
後述の参考章もご活用ください。
作成前準備
- あらかじめ、qmkコマンド、gitコマンドとGUIクライアント(GitHub Desktopなど)がインストールされているものとする
- リモートリポジトリとローカルリポジトリを更新、同期する
- タグ一覧を表示する:
git tag
0.18.17
(0.18の最新版)が存在するか確認する
存在しなかった場合、タグに対応するハッシュ値(例えば、0.18.17
ならば133fe1c
)を下記URLから確認する
https://github.com/qmk/qmk_firmware/tags
ブランチ作成
タグを使用してブランチ作成
git checkout -b {A} refs/tags/{B}
{A}: upstreamのタグ一覧と被らない、任意のタグ名(例:v0.18)
{B}: 参照するタグ(例:0.18.17)
ハッシュ値を使用してブランチ作成
git checkout -b {A} {B}
{A}: upstreamのタグ一覧と被らない、任意のタグ名(例:v0.18)
{B}: 参照するハッシュ値(例:133fe1c)
QMK開発環境の設定
git status
などで身に覚えのない変更があれば、全て取り消すgit diff
を実行してsubmoduleに変更があれば、git submodule update -f --init
を実行して取り消すqmk doctor
を実行し、表示されたエラーや警告を出来るだけ解消する
Ver 0.18.17の場合、avr-gccのバージョンダウン推奨は放置でいいかもしれない
環境テスト
- 試しに、任意のキーボードファームウェアをコンパイルしてみる
qmk compile -kb {keyboard} -km {keymap}
- 成功したら、最後にリモートリポジトリに変更を反映して終わり
参考コマンド
作業ブランチを確認する
git branch
作業ブランチに*
が付いている
ブランチを削除する
- 作業ブランチを確認
- 作業ブランチが削除対象ならば退避:
git checkout {another-branch}
- ブランチ削除:
git branch -D {delete-branch}
-D
は、削除オプション + マージ済みでないブランチも対象
ブランチのログを表示する
git log
オプションなしの場合、作業ブランチに関するログのみ表示される
参考文献
- git checkout解説
- gitでタグをチェックアウトする
- gitの不要なブランチを消すコマンド
- 変更をgitサブモジュールに戻すにはどうすればよいですか?
- 初心者がしっかりと理解できるようにGitのブランチを説明する
- Gitの初級者から中級者になる
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